Netatalk 4.3.0
名前
getzones — AppleTalk ゾーン名を一覧表示する
概要
getzones [-g | -l | -m | -q network | -z zone] [-c Mac charset] [address]
説明
Getzones は、Zone Information Protocol (ZIP) を使用して AppleTalk ゾーン名のリストを取得するために使用される。GetZoneList 要求を AppleTalk ルーターに送信する。デフォルトでは、ローカルで実行されている atalkd(8) にリクエストを送信する。
オプション
-g
現在のネットワークの現在のデフォルトゾーンと有効なネットワーク範囲を取得する。 これは、ZIP形式のGetNetInfoリクエストを送信することで実現される。 GetNetInfoに応答するのはシードルータのみであるため、通常はブロードキャストで送信する。
-l
ローカル ゾーンを一覧表示する。これは、GetLocalZones 要求を送信することで実現される。
-m
ローカル ゾーンの名前のみを一覧表示する。これは、ZIP GetMyZone リクエストを送信することで実現される。
-q
特定のネットワーク範囲で利用可能なゾーンを一覧表示する。 これは、ZIPクエリを送信することで実現される。 拡張ネットワークで利用可能なゾーンをクエリする場合は、通常、範囲内の最初のネットワーク番号を使用する必要がある。
-z
GetNetInfoを送信して、zone がこのネットワークに対して有効なゾーンであるかどうかを確認する。 zone が有効な場合は 0 で終了し、zone が無効の場合は 2 で終了する。 また、ゾーンが無効な場合は要求されたゾーンの代わりに使用するデフォルトのゾーンを含むネットワーク構成を出力する。
-c
ゾーン名を解釈する際に使用するMacintosh文字セットを設定する。 指定しない場合は、デフォルトでMacRomanが使用される。
address
AppleTalk ルーターに address で接続する。 address は、atalk_aton(3) によって解析される。
例
AppleTalkインターネットワーク上のすべてのゾーンを表示する:
example$ getzones
Ethernet
LocalTalk
AirTalk
example$
このネットワークをシードしているルータから現在のネットワークのデフォルトのゾーンとネットワーク構成を取得する。
example$ getzones -g 0.255
Network range: 3-10
Flags (0xa0): requested-zone-invalid only-one-zone
Requested zone:
Zone multicast address: 09:00:07:00:00:a8
Default zone: Ethernet
example$
OtherNetが現在のネットワークの有効なゾーンであるかどうかを確認する:
example$ getzones -z Othernet 0.255 >/dev/null || echo "bad zone"
bad zone
example$
関連項目
atalk_aton(3), atalkd(8)
著者
CONTRIBUTORS を参照