Netatalk 4.3.0
名前
cnid_metad — 要求に応じて cnid_dbd デーモンを起動するデーモン
概要
cnid_metad [-d] [-F configuration file]
cnid_metad [-v | -V]
説明
cnid_metadはafpdからの要求を待ち、cnid_dbdデーモンのインスタンスを起動する。 一度起動したcnid_dbdインスタンスの状態を絶えず把握し、もし必要なら再起動する。 cnid_metad は通常、ブート時に netatalk(8) によって起動され、シャットダウンまで実行される。
dbd (データベースデーモン) CNIDバックエンドのサポート付きでビルドされた場合、netatalk(8) は必要に応じて cnid_metad を起動および停止をさせる。通常、ユーザーは直接操作することはない。
オプション
-d
cnid_metad はフォアグラウンドに留まり、更に標準入力、標準出力、 標準エラー出力のファイル記述子を開いたままにする。デバッグに有用。
-F configuration file
設定ファイルとしてconfiguration fileを使う。デフォルトはafp.confである。
-v, -V
バージョンを表示してから終了する。
注意事項
cnid_metadはSIGPIPEを除くいかなるシグナルもブロックしないし補足もしない。 従って、受け取ったほとんどのシグナルにより終了する。 これは、cnid_metadにより起動した全てのcnid_dbdのインスタンスを優雅に終了させる。 このような状況により、 サブプロセスにアクセスするIPCはcnid_metadによりメモリ上で維持されるだけなので、 これは望ましい動作だといえる。cnid_metadが再起動したあとすぐ、 afpdプロセスは透過的に再接続する。
関連項目
netatalk(8), cnid_dbd(8), afpd(8), dbd(1), afp.conf(5)
著者
CONTRIBUTORS を参照