netatalk.io

Netatalk 4.1.2

名前

atalkd — ユーザーランド AppleTalk ネットワーク マネージャ デーモン

概要

atalkd [-f configfile] [-P pidfile] [-1] [-2] [-d] [-t]

atalkd [ -v | -V ]

説明

atalkd は、すべてのユーザー レベルの AppleTalk ネットワーク管理を担当する。これには、ルーティング、名前の登録と検索、ゾーン検索、および AppleTalk Echo プロトコル (ping(8) に類似) が含まれる。具体的には、AppleTalk プロトコル ファミリの RTMP、NBP、ZIP、および AEP プロトコルに対応する。

OS の init システムは通常、起動時に atalkd デーモンを起動する。デーモンは最初に構成ファイル atalkd.conf を読み取る。構成ファイルがない場合、またはインターフェイスが定義されていない場合、atalkd は使用可能なすべてのインターフェイスを構成しようとし、構成ファイルを作成する。設定ファイルの形式の詳細については、atalkd.conf(5) を参照してください。

オプション

-1

AppleTalk Phase 1 を強制する。

-2

AppleTalk Phase 2 を強制する。

-d

デーモンをターミナルから切り離さないで、追加のデバッグ情報を stdout に書き込む。

-f <configfile>

設定情報については、atalkd.conf ではなく、<configfile> を参照する。

-P <pidfile>

atalkd がプロセス ID を保存するファイルを指定する。

-t

遷移ルーティングをオンにする。

-v | -V

バージョン情報を出力して終了する。

ルーティング

既存の AppleTalk ネットワークに atalkd ルーターを接続する場合は、まずローカル ネットワーク管理者に連絡して適切なネットワーク アドレスを取得する必要がある。

atalkdは、複数のインターフェイスを構成することでインターフェイス間のルーティングを提供できる。各インターフェースには、1から 65279 までの一意のネット範囲 を割り当てる必要がある (0 から 65535 は無効で、65280 から 65534までのアドレスは起動用に予約されている)。最も小さい有効なネット範囲を選択するのが最善。つまり、LAN上に 3 台のマシンがある場合は、1000未満のネット範囲を選択する。各ネット範囲には任意のリストを設定できる。

インターフェースが複数あり、他の設定が存在しない場合は、atalkd は自動的にルーターとして動作することに注意してください。

ファイル

atalkd.conf 設定ファイル

関連項目

atalkd.conf(5)

著者

CONTRIBUTORS を参照