Netatalk 4.1.2
名前
afpd — Apple Filing Protocol デーモン
概要
afpd [-d] [-F configfile]
afpd [ -v | -V | -h ]
説明
afpdはUnixファイルシステムにApple Filing Protocol (AFP)インターフェースを提供する。これは通常、netatalk(8)によってブート時に起動される。
afpdはファイルサーバの挙動と設定を決めるためにafp.confを利用する。
オプション
-d
デーモンをターミナルから切り離さない。
-v
バージョン情報を出力して終了する。
-V
詳細情報を表示してから終了する。
-h
ヘルプを表示してから終了する。
-F <configfile>
利用する設定ファイルを指定する。
シグナル
最終手段を除いて、ユーザのafpdをシャットダウンするためにSIGKILL (-9)を使うのは推奨しない。なぜなら、CNIDデータベースが矛盾したままになるかもしれないからである。afpdを終了する安全な方法は、SIGTERM (-15)シグナルを送ってそれ自身が停止するのを待つことである。
メインのafpdプロセスにSIGTERMやSIGUSR1を送れば子プロセスに伝わるので、全部に作用するだろう。
SIGTERM
きれいに終了する。マスタプロセスから子プロセスに伝わる。
SIGQUIT
マスタafpdにこれを送ると全ての子プロセスを終了する。休止時間なしでAFPサービスを実施するのに使われる。
SIGHUP
afpdにSIGHUPを送ると設定ファイルを再読み込みする。
SIGINT
子プロセスのafpdにSIGINTを送ると、このプロセスのmax_debugログを有効にする。ログは/tmp/afpd.PID.XXXXXXに送られる。更にSIGINTを送ると元のログ設定に戻る。
SIGUSR1
afpdプロセスはクライアントに「The server is going down for maintenance.」というメッセージを送り、5分後に自身を終了する。新規接続を許さない。子プロセスのafpdにこれを送った場合、他の子プロセスには影響しない。それでもメインプロセスは終了するだろうし、全ての新規接続は無効になる。
SIGUSR2
afpdプロセスはビルド時に設定したメッセージディレクトリの下のmessage.pidという名前のファイルを探する。発見したプロセスについて、その内容をメッセージとして対応するAFPクライアントに送る。メッセージを送った後にファイルは削除される。このシグナルは子プロセスのafpdにのみ送るべき。
ファイル
afp.conf
afpdが使う設定ファイル
afp_signature.conf
サーバシグネチャのリスト
afp_voluuid.conf
Time MachineボリュームのUUIDのリスト
extmap.conf
ファイル名拡張子マッピング
message.pid
ユーザへ送るメッセージの内容。
関連項目
netatalk(8), hosts_access(5), afp.conf(5), afp_signature.conf(5), afp_voluuid.conf(5), extmap.conf(5), dbd(1)
著者
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