名前

afp_signature.conf — サーバシグネチャを指定するために afpd(8) が利用する設定ファイル

説明

afp_signature.confはサーバシグネチャを魔法のように自動的に指定するためにafpdが利用する設定ファイルである。設定行は以下のように構成される。

"server name" hexa-string

最初のフィールドはサーバ名である。 サーバ名がスペースを含む場合、それを引用符で囲まなければならない。第二のフィールドは16バイトのサーバシグネチャのための32文字の16進数文字列である。

先頭のスペースとタブは無視される。空行は無視される。頭に#が付いた行は無視される。不正な行は無視される。

注記

サーバシグネチャは同じサーバに二重にログオンするのを防ぐために使われる固有の16バイトの識別子である。

Netatalk 2.0以前はgethostid()を使ってサーバシグネチャを生成した。他のサーバが同じシグネチャをもつ問題があった。なぜなら、hostidは十分に固有でないからである。

現在のnetatalkは乱数からシグネチャを生成し、それをafp_signature.confに保存する。次回起動したとき、それはこのファイルから読み込まれる。

このファイルを軽率に編集すべきでないし、他のサーバにコピーすべきでもない。もし意図的にシグネチャを設定したいなら、afp.confで"signature ="オプションを使いなさい。この場合、afp_signature.confは利用されない。

例5.2 afp_signature.conf

# これはコメントです。
"My Server" 74A0BB94EC8C13988B2E75042347E528

参照

afpd(8), afp.conf(5), asip-status(1)

著作者

CONTRIBUTORSを参照